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和歌が詠まれた地.bot : 2015/02/21

2015年02月21日

Posted by metabirds Botbird

【渚院】河内國。惟喬親王が交野遊猟に用ゐた別荘。伊勢物語の舞台。
【吉野(夏實)川】吉野なる夏實の川の川淀に 鴨ぞ啼くなる山䕃にして〔詞書:題しらず〕(湯原王:新古今654冬哥)
【春日大社】木の葉散る時雨やまがふわが袖に もろき淚の色と見るまで〔詞書:春日社歌合に、落葉といふことをよみてたてまつりし〕(右衞門督通具:新古今560冬哥)
【最勝四天王院】風吹けばよそに鳴海のかた思ひ 思はぬ浪に啼く千鳥かな〔詞書:最勝四天王院の障子に、鳴海の浦かきたる所〕(藤原秀能:新古今649冬哥)
【住の江】住の江の松ほどひさになりぬれば あしたづの音になかぬ日はなし〔詞書:題しらず〕(兼覽王:古今779戀哥伍)
【鞍馬山】山城國。京都の北にそびえる鞍馬寺のある山。山中の魔王殿650万年前に金星から降りたつた魔王をお祀りする。「くらぶ」山と同一視されることも多い。
【名古曾の瀧】山城國。大覺寺隣の大澤池に水を取り込むために造られた瀧。平安の中期には既に涸れてゐたやうで、藤原公任の歌の「名こそ流れて」から「名古曾(なこそ)」の瀧と呼ばれるやうになつた。
【武隈の松】いかでなほわが身にかへて武隈の 松ともならむゆく人のため〔詞書:あひ語らひ侍りける人、陸奧國へまかりければ〕(能宣:拾遺460雜哥上)
【平城京】ひとりゆく事こそうけれふるさとの 奈良のならびて見し人もなみ〔詞書:大和に侍りける母身まかりてのち、かの國へまかるとて〕(伊勢:後撰1403哀傷哥)
【住吉】住吉の戀忘れ草種絶えて なき世に逢へるわれぞかなしき〔詞書:題しらず〕(藤原元眞:新古今1420戀哥伍)

Posted by 橘右 at 15:00