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和歌が詠まれた地.bot : 2015/02/19

2015年02月19日

Posted by metabirds Botbird

【柞の杜】山城國。京都府相樂郡精華町にある祝園神社の森。名の通り柞の紅葉が名物で歌に多く詠まれた。
【興津濱】君を思ひおきつの濱に鳴くたづの 尋ねくればぞありとだに聞く〔詞書:貫之がいづみの國に侍りける時に、大和より越えまうできてよみてつかはしける〕(藤原忠房:古今914雜哥上)
【宇治橋姬】うれしさや片敷く袖に包むらむ けふ待ちえたる宇治の橋姬〔詞書:建久七年、入道前關白太政大臣、宇治にて人々歌よませ侍りけるに〕(前大納言隆房:新古今742賀哥)
【志賀の浦】さゞなみや志賀の浦風いかばかり 心のうちの涼しかるらむ〔詞書:少納言藤原統埋に年頃契ること侍りけるを、志賀にて出家し侍ると聞きて、言ひつかはしける〕(右衞門督公任:拾遺1336哀傷哥)
【雄島】松が根の雄島が磯のさよ枕 いたくな濡れそ海人の袖かは〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(式子內親王:新古今948羈旅哥)
【蒲生野】蒲生野の玉の緒山に住む鶴の 千年は君が御代の數なり〔詞書:仁和の御時大嘗會の歌〕(よみ人しらず:拾遺265賀哥)
【天野川】河内國の歌枕。わが國における七夕傳説發祥と言はれてゐる。 桓武天皇 は、しば/\當地で狩りをしてゐたさうで、伊勢物語でも惟喬親王と在原業平卿が狩りしたときに詠んだ歌の插話が載る。
【音無の里】戀わびぬ音をだに泣かむ聲たてゝ いづこなるらむ音無の里〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺749戀哥貮)
【水無瀨】草枕結び定めむ方知らず ならはぬ野邊の夢の通ひ路〔詞書:水無瀨の戀拾伍首の歌合に〕(雅經:新古今1315戀哥肆)
【志賀の山越え】白雪のところもわかず降りしけば 巖にも咲く花とこそ見れ〔詞書:志賀の山越えにてよめる〕(紀秋岑:古今324冬哥)

Posted by 橘右 at 15:00