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和歌が詠まれた地.bot : 2015/02/05

2015年02月05日

Posted by metabirds Botbird

【近江】近江國。現在の滋賀縣一帶。「あふみ」から逢坂と同じく出逢ひが詠まれることもある。
【有磯海】我も思ふ人もわ忘るな有磯海 浦吹く風の止む時もなく〔詞書:題しらず〕(ひとしき子のみこ:後撰1298雜哥肆)
【生の松原】音に聞く君がりいつか生の松 待つらむものを心づくしに〔詞書:聞名慾往生〕(寂蓮法師:新古今1959釋敎哥)
【賀茂の社】ゆふだすきかけてもいふなあだ人の 葵てふ名は禊にぞせし〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰162夏哥)
【葛城山】跡もなき葛城山をふみゝれば 我が渡し來しかたはしかもし〔詞書:女のもとにつかはしける文のつまを引き破りて、返事をせざりければ〕(よみ人しらず:拾遺1199雜賀哥)
【岩瀬山】大和國。場所未詳。岩瀬の杜から見渡せる山か。岩瀬の杜は、JR関西本線三郷駅付近にあつた杜とも言はれてゐるが未詳。
【吹飯の浦】天つ風吹飯の浦にゐる鶴の などか雲居に歸らざるべき〔詞書:殿上離れ侍りてよみ侍りける〕(藤原淸正:新古今1723雜哥下)
【伊勢神宮】ほとゝぎす雲居のよそに過ぎぬなり 晴れぬ思ひのさみだれの頃〔詞書:大神宮にたてまつりし夏の歌の中に〕(太上天皇:新古今236夏哥)
【平城京】身は早く奈良の都になりにしを 戀しきことのふりせざるらむ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺861戀哥肆)
【二子山】ふたご山ともに越えねどます鏡 そこなる影をたぐへてぞやる〔詞書:下野にまかりける女に、鏡にそへてつかはしける〕(讀人しらず:後撰1307離別、羈旅哥)

Posted by 橘右 at 15:00