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和歌が詠まれた地.bot : 2015/01/23

2015年01月23日

Posted by metabirds Botbird

【春日山】春日山谷の埋れ木朽ちぬとも 君に告げこせ峯の松風〔詞書:春日社歌合に、松風といふことを〕(家隆朝臣:新古今1794雜哥下)
【野田の玉川】陸奧國。塩釜から多賀市内を流れ砂押川に注ぐ。近年、多賀城市により整備が進んでゐる。「千鳥」や「潮風」がよく詠まれた。
【葛城山】白雲の絕えまになびく靑柳の 葛城山に春風ぞ吹く〔詞書:千五百番歌合に、春歌〕(藤原雅經:新古今74春哥上)
【住吉】住吉の岸をだに掘り蒔きし稻の 刈るほどまでも逢はぬ君かな〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺836戀哥參)
【深草】秋を經てあはれも露も深草の 里とふものは鶉なりけり〔詞書:千五百番歌合に〕(前大僧正慈圓:新古今512秋哥下)
【吾の松原】伊勢國。四日市市松原町の聖武天皇社辺りの松原か。新古今では「わかの松原」となつてゐるが、万葉集では「吾の松原」となつてゐる。
【三笠山】名のみして山は三笠もなかりけり 朝日夕日のさすをいふかも〔詞書:題しらず〕(貫之:拾遺547雜哥下)
【布引の瀧】水上の空に見ゆるは白雲の 立つにまがへる布引の瀧〔詞書:京極前太政大臣、布引の瀧見にまかりて侍りけるに〕(二條關白太政大臣:新古今1652雜哥中)
【大山】伯耆國。鳥取県西部の山。古来より山岳信仰で栄える。伯耆富士とも。
【河原院】うちつけにさびしくもあるかもみぢ葉も 主なき宿は色なかりけり〔詞書:かは原のおほいまうちぎみの身まかりての秋、かの家のほとりをまかりけるに、もみぢの色まだふかくもならざりけるを見てかの家によみていれたりける〕(近院右大臣:古今848哀傷哥)

Posted by 橘右 at 15:00