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和歌が詠まれた地.bot : 2015/01/21

2015年01月21日

Posted by metabirds Botbird

【小黑崎】をぐろさきみつの小島の人ならば みやこのつとにいざと言はましを〔詞書:みちのくのうた〕(讀人智らず:古今1090大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【白川の瀧】白川の瀧のいと見まほしけれど みだりに人は寄せじ物をや〔詞書:太政大臣の白河の家にまかり渡りて侍りけるに、人の曹司に籠り侍りて〕(中務:後撰1086雜哥壱)
【鳥籠山】さらぬだに秋の旅寢はかなしきに 松に吹くなりとこの山風〔詞書:旅歌とてよめる〕(藤原秀能:新古今967羈旅哥)
【龍田山】唐錦秋の形見や立田山 散りあへぬ枝にあらし吹くなり〔詞書:五拾首歌たてまつりし時〕(宮內卿:新古今566冬哥)
【淀川】逢ふ事を淀にありてふみづの森 つらしと君を見つるころかな〔詞書:人のもとにつかはしける〕(讀人しらず:後撰994戀哥陸)
【龜の尾山】山城國の歌枕。嵯峨天皇・後嵯峨天皇・亀山上皇の離宮の亀山殿があつた。吉兆の標である龜の名を冠してゐることから、賀歌として詠まれることが多く、「君が代」「君が齢」「萬世」などが詠み込まれた。
【常盤山】ときはなる山の岩根にむす苔の 染めぬみどりに春雨ぞ降る〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(攝政太政大臣:新古今66春哥上)
【志賀の山越え】山城國から近江國へ至る山越えの道。現在で言ふところの山中越え。北白川から山を越えて琵琶湖に至るルート。途中に樹下神社がある。詞書に多く見え歌にはあまり登場しない。
【宇治橋姬】片敷きの袖をや霜に重ぬらむ 月に夜がるゝ宇治の橋姬〔詞書:橋上霜といへることをよみ侍りける〕(法印幸淸:新古今611冬哥)
【水無賴】白妙の袖に別れに露落ちて 身にしむ色の秋風ぞ吹く〔詞書:水無瀨戀拾伍首歌合に〕(藤原定家朝臣:新古今1336戀哥伍)

Posted by 橘右 at 15:00