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和歌が詠まれた地.bot : 2015/01/17

2015年01月17日

Posted by metabirds Botbird

【逢坂】關越えて粟津の森のあはずとも 清水に見えし影を忘るな〔詞書:あひ知りて侍りける人の、近江の方へまかりければ〕(讀人しらず:後撰801戀哥肆)
【逢坂】戀ひ/\てまれに今宵ぞあふ坂の ゆふつけ鳥は鳴かずもあらなむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今634戀哥參)
【平城京】人ふるす里をいとひてこしかども 奈良のみやこもうき名なりけり〔詞書:初瀬にまうづる道に、奈良の京にやどれりける時よめる〕(二條:古今986雜哥下)
【伊勢神宮】朝露の岡のかや原山風に 亂れてものは秋ぞかなしき〔詞書:大神宮にたてまつりし秋歌の中に〕(太上天皇:新古今1984秋哥上)
【芥川】摂津國の歌枕。流域には嶋上郡衙や今城塚古墳など古くから栄えた跡が殘る。「あくた」から「飽く」を導く。伊勢物語の舞台にもなる。
【伊勢神宮】神風や御裳濯川のそのかみに 契りしことの末をたがふな〔詞書:大將に侍りける時、勅使にて大神宮に詣でてよみ侍りける〕(攝政太政大臣:新古今1871神祇哥)
【住の江】住の江の岸による浪よるさへや 夢のかよひぢ人目よぐらむ〔詞書:寛平の御時きさいの宮の歌合せのうた〕(藤原敏行:古今559戀哥弐)
【三井寺】月をなど待たれのみすと思ひけむ むげに山の端は出で憂かりけり〔詞書:三井寺にまかりて日頃過ぎて、歸らむとしけるに、人々のなごり惜しみてよみ侍りける〕(刑部卿範兼:新古今1504雜哥上)
【鏡山】花の色をうつしとゞめよ鏡山 春より後の影や見ゆると〔詞書:亭子院歌合に〕(坂上是則:拾遺73春哥)
【入佐山】但馬國の歌枕。場所は未祥ながら、出石町の宗鏡寺境内の裏山が入佐山とも言はててゐる。「入る」「射る」や射るから「弓」を枕詞にしたりされた。

Posted by 橘右 at 15:00