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和歌が詠まれた地.bot : 2015/01/10

2015年01月10日

Posted by metabirds Botbird

【興福寺】大和国。法相宗の本山で藤原氏の氏寺。遅咲きの櫻の名所となつてゐる。
【賀茂の社】木綿襷かくる袂はわづらはし ゆたけに解けてあらむとを知れ〔詞書:左兵衞督高遠、賀茂に七日詣でける果ての夢に、御社よりとてちはや着たる翁の文を持てまで來たりけるを、あけて見侍りければ、かく書きて侍りける、その後、大貳になりて侍りける〕(不記:拾遺588神樂哥)
【貴船神社】大御田のうるはふばかり堰きかけて 井堰に落せ川上の神〔詞書:社司ども貴船にまゐりて、雨乞ひしけるつでによめる〕(賀茂幸平:新古今1893神祇哥)
【比叡山】山高み見つゝ我がこし櫻花 風は心にまかすべらなり〔詞書:比叡にのぼりてかへりまうできてよめる〕(紀貫之:古今87春哥下)
【朝日山】麓をば宇治の川霧立ちこめて 雲居に見ゆる朝日山かな〔詞書:堀河院御歌百首たてまつりけるに、霧をよめる〕(權大納言公實:新古今494秋哥下)
【名古曾の瀧】瀧の絲は絕えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ〔詞書:大覺寺に人々あまたまかりたりけるに、古き瀧をよみ侍りける〕(右衞門督公任:拾遺449雜哥上)
【昭陽舍(梨壺)】夜もすがらひとりみ山の眞木の葉に曇るも澄める有明の月〔詞書:和歌所歌合に、深山曉月といふことを〕(鴨長明:新古今1523雜哥上)
【龍田山】立田山あらしや峯によわるらむ渡らぬ水も錦絕えけり〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(宮內卿:新古今530秋哥下)
【印南野】女郞花我に宿かせ印南野の いなといふともこゝを過ぎめや〔詞書:秋旅にまかりけるに、印南野に宿りて〕(能宣:拾遺348別歌)

Posted by 橘右 at 15:00