> HOME > 和歌が詠まれた地.bot : 2015/01/04

和歌が詠まれた地.bot : 2015/01/04

2015年01月04日

Posted by metabirds Botbird

【淺間山】雲はれぬ淺間の山のあさましや 人の心を見てこそやまめ〔詞書:題しらず〕(平中興:古今1050雜體)
【春日野】春日野に若菜つみつゝ萬代を 祝ふ心は神ぞ知るらむ〔詞書:内侍のかみの、右大將藤原の朝臣の四十の賀しける時に、四季のゑかけるうしろの屏風にかきたりけるうた〕(素性法師:古今357賀哥)
【志賀の山越え】名を聞けば昔ながらの山なれど しぐるゝ秋は色まさりけり〔詞書:西宮左大臣家の屛風に、志賀の山越えに、壺裝束したる女どもゝみぢなどある所に〕(順:拾遺198秋哥)
【住吉】月はなほもらぬ木の間も住吉の松をつくして秋風ぞ吹く〔詞書:月前風〕(寂蓮法師:新古今396秋哥上)
【白山】思ひやる越の白山知らねども ひと夜も夢に越えぬ夜ぞなき〔詞書:越なりける人につかはしける〕(紀貫之:古今980雜哥下)
【伏見稻荷大社】瀧の水かへりてすまは稻荷山 七日のぼれるしるしと思はむ〔詞書:稻荷の神庫に女の手にて書付て侍りける〕(よみ人しらず:拾遺1268雜戀)
【桐生の岡】朝まだき桐生の岡に立つ雉は 千代の日つぎの始めなりけり〔詞書:贈皇后宮の御産屋の七夜に、兵部卿致平の親王の雉の形を作りて、誰ともなくて歌をつけて侍りける〕(淸原元輔:拾遺266賀哥)
【飛香舎(藤壺)】藤の花宮の内には紫の 雲かとのみぞあやまたれける〔詞書:延喜御時、藤壺の藤の花宴せさせ給ひけるに、殿上のをのことも歌つかうまつりけるに〕(皇太后宮權大夫國章:拾遺1068雜春哥)
【淀川】山城の淀の若薦かりに來て袖濡れぬとはかこたざらなむ〔詞書:題しらず〕(重之:新古今1218戀哥參)
【檜原】巻向の檜原の霞立ち返り かくこそは見め飽かぬ君かな〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺816戀哥參)

Posted by 橘右 at 15:00