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和歌が詠まれた地.bot : 2014/12/22

2014年12月22日

Posted by metabirds Botbird

【伊勢の濱萩】知らざりし八十瀨の浪を分け過ぎて片敷くものは伊勢の濱萩〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(宣秋門院丹後:新古今944羈旅哥)
【伊勢神宮】うれしまもあはれもいかにこたへまし 古里人に問はれましかば〔詞書:公繼卿、勅使にて大神宮に詣でて歸り上り侍りけるに、斎宮の女房の中より申しおくりける〕(讀人しらず:新古今1873神祇哥)
【龍田川】龍田川もみぢ亂れて流るめり 渡らば錦中や絶えなむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今283秋哥下)
【龍田山】かくばかりもみづる色の濃ければや 錦たつたの山といふらむ〔詞書:たつた山をこゆとて〕(とものり:後撰382秋哥下)
【有磯海】島隠れ有磯にかよふあしたづの ふみ置く跡は浪も消たなむ〔詞書:いとしのびて語らひける女のもとにつかはしける文を、心にもあらで落したりけるを見つけて、つかはしける〕(よみ人も:後撰1212雜哥參)
【宇治橋】絶えたりし昔だにみし宇治橋を 今は渡ると音にのみ聞く〔詞書:をとこの、たゞなりける時には常にまうで來けるが、物言ひて後は、門より渡れどまで來ざりければ〕(讀人しらず:後撰1005戀哥陸)
【水莖岡】水茎の岡の木の葉を吹き返したれかは君を戀ひむと思ひし〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今1056戀哥壹)
【淡路島】淡路にてあはとはるかに見し月の近き今宵は所がらかも〔詞書:題しらず〕(躬恆:新古今1515雜哥上)
【不破の關】人住まぬ不破の關屋の板びさし荒れにしのちはたゞ秋の風〔詞書:和歌所歌合に、關路秋風といふことを〕(攝政太政大臣:新古今1601雜哥中)
【難波】津の國の難波の葦の芽もはるに しげき我が戀人智るらめや〔詞書:題しらず〕(紀貫之:古今604戀哥二)
【伏見】伏見山松の䕃より見わたせば明くる田の面に秋風ぞ吹く〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(皇太后宮大夫俊成:新古今291秋哥上)
【昭陽舎(梨壺)】秋深き淡路の島の有明にかたぶく月を送る浦風〔詞書:和歌所にて六首歌つかうまつりし時、秋風〕(前大僧正慈圓:新古今520秋哥下)
【東五條第址】人智れぬ我がかよひぢの關守は よひ/\ごとにうちも寢ななむ〔詞書:伊勢物語第第五段〕(在原業平:古今632戀哥三)
【龍田川】龍田川秋にしなれば山近み 流るゝ水ももみぢしにけり〔詞書:題しらず〕(貫之:後撰414秋哥下)

Posted by 橘右 at 15:00