> HOME

  

Posted by at

和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/31

2016年05月31日

Posted by metabirds Botbird

【をぐらの峰】大和國。奈良県桜井市近辺の小倉山。正確な場所は未祥。鹿が詠まれた。
【河原院】君まさで煙絶えにし鹽釜の うらさびしくも見え渡るかな〔詞書:かは原の左のおほいまうちぎみの身まかりてののち、かの家にまかりてありけるに、鹽釜といふ所のさまをつくれりけるを見てよめる〕(紀貫之:古今852哀傷哥)
【小夜の中山】古里のけふの面影さそひ來むと 月ぞ契る佐夜の中山〔詞書:五拾首歌たてまつりし時〕(藤原雅經:新古今940羈旅哥)
【龍田山】立田山あらしや峯によわるらむ 渡らぬ水も錦絕えけり〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(宮內卿:新古今530秋哥下)
【くらぶ山】秋霧の立ちぬるときはくらぶ山 おぼつかなくぞ見え渡りける〔詞書:延喜御時に、秋歌めしければ、たてまつりける〕(紀貫之:後撰271秋哥中)
【布留の瀧】大和國。奈良県天理市滝本町にある滝。現在は桃尾の滝。
【白山】消えはつる時しなければ越路なる 白山の名は雪にぞありける〔詞書:越の國へまかりける時、しら山を見てよめる〕(凡河内躬恆:古今414羇旅哥)
【住吉】住吉の岸に迎へる淡路島 あはれと君をいはぬ日ぞなき〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺926戀哥伍)
【交野】狩りくらし交野の眞柴折り敷きて 淀の川瀨の月を見るかな〔詞書:鷹狩の心をよみ侍りける〕(左近中將公衞:新古今688冬哥)
【筑波山】つくばねの木のもとごとに立ちぞ寄る 春のみ山のかげを戀つゝ〔詞書:みこの宮のたちはきに侍りけるを、宮づかへつかうまつらずとてとけて侍りける時によめる〕(宮道潔興:古今966雜哥下)
  


Posted by 橘右 at 17:01

和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/30

2016年05月30日

Posted by metabirds Botbird

【白山】思ひやる越のしら山知らねども ひとよも夢に越えぬ日ぞなき〔詞書:越なる人の許につかはしける〕(貫之:拾遺1242雜戀)
【住の江】久しくもなりにけるかな住の江の 松は苦しきものにぞありける〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今778戀哥伍)
【明石】海人小舟とま吹き返す浦風に ひとり明石の月をこそ見れ〔詞書:明石浦をよめる〕(俊賴朝臣:新古今1602雜哥中)
【熊野本宮大社】道遠しほどもはるかに隔たれり 思ひおこせよわれも忘れじ〔詞書:この歌は、陸奧に住みける人の、熊野へ三年詣でむと願を立てゝ、まゐりて侍りけるが、いみじう苦しかりければ、いまふたゝびをいかにせむと嘆きて、(略)〕(熊野權現:新古今1859神祇哥)
【三嶋江】三嶋江の玉江の蘆のしめしより おのがとぞ思ふいまだ刈らねど〔詞書:題しらず〕(柿本人麿:拾遺1212雜戀)
【龍田山】花の散ることやわびしき春霞 たつたの山のうぐひすの聲〔詞書:仁和の中將の御息所の家に歌合せむとてしける時によみける〕(藤原後蔭:古今108春哥下)
【桂】立ち昇るけぶりをだにも見るべきに 霞にまがふ春のあけぼの〔詞書:前大納言光賴春身まかりけるを、桂なる所にてとかくして歸り侍りけるに〕(前兵衞督惟方:新古今767哀傷哥)
【菅原や伏見】大和國。平城京の西で菅原伏見東陵の近く、現在の奈良県奈良市菅原町。菅原氏の本貫地としても知られてゐる。秋の歌が多い。
【染川】染川を渡らむ人のいかでかは 色になるてふことのなからむ〔詞書:題しらず〕(在原業平朝臣:拾遺1234雜戀)
【白山】よそにのみ戀ひや渡らむ白山の 雪見るべくもあらぬ我が身は〔詞書:越の國へまかりける人によみてつかはしける〕(凡河内躬恆:古今383離別哥)
  


Posted by 橘右 at 17:01

和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/29

2016年05月29日

Posted by metabirds Botbird

【唐琴】みやこまでひゞきかよへるからことは 浪のをすげて風ぞひきける〔詞書:からことといふ所にてよめる〕(眞靜法師:古今921雜哥上)
【關の藤川】美濃の國せきの藤川絶えずして 君につかへむ萬代までに〔詞書:かへしもののうた〕(讀人智らず:古今1084大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【飛火野】春日野の飛火の野守見しものを なき名と言はゞ罪もこそ得れ〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰663戀哥貮)
【高圓山】高圓の野路の篠原末さわぎ そゝやこがらし今日吹きぬなり〔詞書:法性寺入道關白太政大臣家の歌合に、野風〕(藤原基俊:新古今373秋哥上)
【吉野山】大和國。奈良県吉野郡一帶の山。雪や櫻などが詠まれた。
【平城京】身は早く奈良の都になりにしを 戀しきことのふりせざるらむ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺861戀哥肆)
【片岡の朝の原】霧立ちて雁ぞ鳴くなる片岡の 朝の原はもみぢしぬらむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今252秋哥下)
【難波】おしてるや難波の水に燒く鹽の からくも我は老いにけるかな〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今894雜哥上)
【かへる山】賴めてもはるけかるべき歸山 幾重の雲の下に待つらむ〔詞書:遠き境を待つ戀といへる心を〕(賀茂重政:新古今1130戀哥弐)
【逢坂】逢坂の關と守らるゝ我なれば 近江てふらむ方も知られず〔詞書:返し〕(春澄善繩朝臣女:後撰859戀哥肆)
  


Posted by 橘右 at 17:01

和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/28

2016年05月28日

Posted by metabirds Botbird

【筑紫】こゝにありて筑紫やいづこ白雲の たなびく山の西にあるらし〔詞書:帥のはてゝ筑紫より上り侍りけるに〕(大納言旅人:新古今901羈旅哥)
【石上】いそのかみ布留の社のゆふだすき かけてのみやは戀むと思ひし〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺867戀哥肆)
【岩代】岩代の野中にたてる結び松 心も解けず昔思へば〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺1256雜戀)
【岩代】なにせむに結びそめけむ岩代の 松は久しきものと知る/\〔詞書:あるをとこの、松を結びてつかはしたりければ〕(よみ人しらず:拾遺742戀哥貮)
【岩代】岩代の野中に立てる結び松 心も解けず昔思へば〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺854戀哥肆)
【白川】白川の知らずともいはじ底清み 流れて世よにすまむと思へば〔詞書:題しらず〕(平貞文:古今666戀哥參)
【最勝四天王院】大淀の浦に刈り干すみるめだに 霞に絶えて歸る雁がね〔詞書:最勝四天王院の障子に、大淀かきたる所〕(定家朝臣:新古今1725雜哥下)
【白川(筑紫)】年ふれば我が黑髪も白河の 水はくむまで老いにけるかな〔詞書:筑紫の白河はといふ所に住み侍りけるに、大貳藤原興範の朝臣のまかりわたるついでに、水たべむとてうち寄りて乞ひ侍りければ、水を持て出でてよみ侍りける〕(ひかきの嫗:後撰1219雜哥參)
【宇陀】大和國。宇陀の郡にあつた野。神武天皇は宇陀から吉野を經て大和に入つた。山部赤人の墓地がある。
【耳成山】耳なしの山ならずとも呼子鳥 何かは聞かむ時ならぬ音を〔詞書:返し〕(女五のみこ:後撰1035戀哥陸)
  


Posted by 橘右 at 17:01

和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/27

2016年05月27日

Posted by metabirds Botbird

【住の江】住の江の松ほどひさになりぬれば あしたづの音になかぬ日はなし〔詞書:題しらず〕(兼覽王:古今779戀哥伍)
【春日野】春霞春日の野邊にたちわたり みちても見ゆる都人かな〔詞書:京極御息所春日にまうで侍りける時、國司のたてまつりける歌あまたありける中に〕(藤原忠房朝臣:拾遺1046雜春哥)
【木枯の杜】消えわびぬうつろふ人の秋の色に 身をこがらしの杜の白露〔詞書:千五百番歌合に〕(定家朝臣:新古今1320戀哥肆)
【おふの河原】さみだれはおふの河原の眞薦草 刈らでや浪の下に朽ちなむ〔詞書:百首歌よませ侍りけるに〕(入道前關白太政大臣:新古今231夏哥)
【弥高山】近江國。伊吹山の一峯。滋賀県坂田郡伊吹町弥高の裏山
【因幡】打捨てゝきみし稻葉の露の身は 消えぬはばかりぞありとたのむな〔詞書:京に侍りける女子を、いかなる事か侍りけん、心うしとて、留め置きて、因幡の國へまかりければ〕(むすめ:後撰1310離別、羈旅哥)
【石上】皆人の背きはてぬる世の中に 布留の社の身をいかにせむ〔詞書:草子に葦手長歌など書きて、奥に〕(女御徽子女王:新古今1796雜哥下)
【熊野本宮大社】わくらばになどかは人の問はざらむ 音無川に住む身なりとも〔詞書:都を出でて久しく修行し侍りけるに、問ふべき人の問はず侍りければ、熊野よりつかはしける〕(大僧正行尊:新古今1662雜哥中)
【神路山】神路山月さやかなる誓ひありて 天の下をば照らすなりけり〔詞書:題しらず〕(西行法師:新古今1878神祇哥)
  


Posted by 橘右 at 17:01