> HOME
和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/26
2016年05月26日
Posted by metabirds Botbird
【逢坂】關山の峯の杉むら過ぎゆけど 近江はなほぞはるけかりける〔詞書:ある人の娘あまたありけるを、姉よりはじめて言ひ侍りけれど、聞かざりければ、三にあたる女につかはしける〕(讀人しらず:後撰875戀哥肆)
【五十鈴川】神風や御裳濯川のそのかみに 契りしことの末をたがふな〔詞書:大將に侍りける時、勅使にて大神宮に詣でてよみ侍りける〕(攝政太政大臣:新古今1871神祇哥)
【子戀の森】こゝにだにつれ/”\になくほとゝぎす まして子戀ひの森はいかにぞ〔詞書:右兵衞佐惟賢、まかり隠れにけるに、親のもとにつかはしける〕(右大臣:拾遺1282哀傷哥)
【初瀨川】石走る初瀨の川の浪枕 はやくも年の暮れにけるかな〔詞書:入道前關白百首歌よませ侍りける時、歲の暮れの心をよみてつかはしける〕(後德大寺左大臣:新古今703冬哥)
Posted by 橘右 at
17:01
和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/25
2016年05月25日
Posted by metabirds Botbird
【白川の瀧】山城國。白川の上流にあつた瀧。山岳部を流れることから急流となり岩を碎く爲に、志賀の山越えの道すがらに奇石や瀧があつた。現在は瀧は消滅してゐる。
【筑波山】われならぬ人に心を筑波山 したに通はむ道だにやなき〔詞書:また通ふ人ありける女のもとにつかはしける〕(大中臣能宣朝臣:新古今1014戀哥壹)
【難波】難波びと蘆火たく屋に宿かりて すゞろに袖の潮垂るゝかな〔詞書:入道前關白太政大臣百首歌に、旅の心を〕(皇太后宮大夫俊成:新古今973羈旅哥)
【住吉】摂津國の歌枕。住吉大社がある場所。現在は、海岸線から距離のがあるが、かつては白い砂と青い松が美しい海岸であつた。住吉三神は海上を司る神であるが、平安後期以降に和歌の神として崇敬を受けたりしてゐた。
Posted by 橘右 at
17:01
和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/24
2016年05月24日
Posted by metabirds Botbird
【久米の佐良山】みまさかや久米のさら山さら/\に 我が名は立てじ萬代までに〔詞書:かへしもののうた〕(讀人智らず:古今1083大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【石上】大和國の歌枕。布都御魂劍をご神として布都御魂大神をお祀りする社。大和に數多くある古社の中で最古とも言はれてゐることから、古いことを導く枕言葉にもなつてゐる。
【武隈の松】おぼつかな霞立つらむ武隈の 松もくまもる春の夜の月〔詞書:橘爲仲朝臣、陸奧に侍りける時、歌あまたつかはしける中に〕(加賀左衞門:新古今1475雜哥上)
【男山】女郎花憂しと見つゝぞゆきすぐる 男山にし立てりと思へば〔詞書:僧正遍照がもとに奈良へまかりける時に、男山にて女郎花を見てよめる〕(布留今道:古今227秋哥上)
【難波】浦わかずみるめ刈るてふ海人の身は なにか難波の方へしも行く〔詞書:平定文がもとより、難波の方へなんまかる、といひ送りて侍りければ〕(土左:後撰553戀哥壱)
Posted by 橘右 at
17:01
和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/23
2016年05月23日
Posted by metabirds Botbird
【高尾山】なき名のみ高尾の山と言ひたつる 君は愛宕の峰にやあるらむ〔詞書:高尾にまかりかよふ法師に名立ち侍りけるを、少將滋幹が聞きつけて、まことかと言ひつかはしたりければ〕(八條の大君:拾遺562雜哥下)
【十市の里】暮ればとく行きて語らむ逢ふことの 十市の里の住みうかりしも〔詞書:春日使にまかりて、歸りてすなはち女のもとにつかはしける〕(一條攝政:拾遺1197雜賀哥)
【大荒木の森】大荒木の杜の木の間をもりかねて 人賴めなる秋の夜の月〔詞書:五拾歌たてまつりし時、杜間月といふことを〕(皇太后宮大夫俊成:新古今375秋哥上)
Posted by 橘右 at
17:00
和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/22
2016年05月22日
Posted by metabirds Botbird
【久米の岩橋】葛城や久米路に渡す岩橋の 中/\にても歸りぬるかな〔詞書:かれにけるをとこの、思ひ出でてまで來て、物なと言ひて歸りて〕(讀人しらず:後撰985戀哥伍)
Posted by 橘右 at
17:01